十勝平野は帯広産まれ北海道の小さな休日・運営委員の道産子歴四十年目・秋吉です。
今回のタイトルは「自安全対策を忘れずに」私、秋吉が安全対策の大切さを実感したのが社会人成り立ての貯蓄知らずの勢いで人生最初のボーナスでドカンと購入したカヌーで挑んだ支笏湖。
今ほどWEBページコンテンツが充実していませんから事前の情報も少なく安全対策のポイントも無知。遠足気分で晴天に恵まれたことを喜び、新艇を愛車に載せて走るアウトドアな雰囲気に酔いしれながら支笏洞爺国立公園ならではの素敵な景観を楽しませていただきました。
一歩踏み出せば未だ見ぬ景観が世の中には沢山あるんだなと未だ見ぬ景観が未だ見ぬ脅威に変わることも知らずに湖面をぷかぷかとクルージング。
雲行きも怪しいし「そろそろ戻ろうか」の合図とともに艇を反転させてみれば、押し寄せる重圧のある波とパァーネェ向かい風。漕いでも漕いでも進まない。
流れに任せて逆岸まで流れ着く保証もありませんし風に煽られ転覆ってこともありますし、こんな広い支笏湖の沖で転覆なんて無理。
恐らく熟練者からすれば大した状況では無かったのかもしれませんが、最悪のシチュエーションが頭によぎってから生還するまでの段階的な記憶は恐怖のあまり抹消されていますが、新艇カヌー乗員2名はパドルブレードに残りの人生をかけ死ぬ気で漕いで漕いで漕ぎまくり岸に戻ることができました。
自然界の洗礼ですかね初心者にしてギリギリのところで学びました。そして同年に千歳川でも鬼の転覆で自然の驚異を体験して以来、支笏湖の沖側と千歳川はトラウマで未だにリベンジできていません…
今でも自然相手に遊んでいると事前準備が十分でも現地について気を抜くと小さな事故が起きることもあります。日々の情報収集も必要ですし現地で遊んでいる人の中には役立つ情報を教えてもらえたりと勉強になります。最近は情報サイトも豊富ですしね。
そんなわけで秋吉らは安心安全を基本に、ちょっぴりエキサイティングな感じで「GPS、ライフジャケット、ヘルメット、防寒着、機器の防水対策、怪我に対する応急用品」などシチュエーションに応じた準備ができてから未だ見ぬ先へ挑んでます。
海や湖では思わぬ天候不良に備え安心して楽しめるように風速2m/s、波の高さは0.5mを基準にして当日の現地の状況と照らし合わせて活動しています。自然は気まぐれです、高価なアイテムや実力のある道具を揃えても安全対策品への比重を疎かにしてはなりませぬぞ!
天気図:低気圧は反時計回りの風です。高圧は時計回りの風となります。
天気図:等圧線の間隔が近いほど風力が強いです。
山地図:等高線が近いほど、勾配が急です。
ウェザーマップ:風は高い気圧から低い気圧に流れます。
陸が海よりも冷たい時は風が陸から海に吹きます。
陸が海よりも暖かい場合は風が海から陸に吹きます。